40代になりシミやシワが目立ち始め、急に老け込んだと感じていませんか。
実は肌の老化の原因の8割は紫外線によるものだと言われています。
逆に言えば適切な紫外線対策を行えば、肌老化の原因の8割を防ぐことができるということです。
この記事では、スキンケア知識のない40代メンズでも正しくUVケア・紫外線対策ができるように、イラストや写真を使って分かりやすく解説します!
この記事ではこんな悩みを解決できます。
- SPFやPAの意味が分からない
- 日焼け止めの塗り方が分からない
- 日焼け止めを塗るとテカテカになる
アラフォー男性の私が書籍などで勉強しながら実際に試して得た経験をお伝えします!
正しい紫外線対策で若々しく健やかな肌を手に入れましょう!
紫外線と肌老化の関係性
太陽光による老化「光老化」とは
紫外線をはじめとした太陽光を浴びることで、シミやシワ、たるみといった老化現象が起こることを肌の「光老化」と言います。
紫外線がシワやたるみの原因になるなんて知らなかった!
40代メンズは紫外線の影響を受けやすい
歳を重ねるにつれ肌の水分量は徐々に低下し、女性と比べると、半分ほどの水分量しかありません。
肌には紫外線や菌などの刺激から肌を守る”バリア機能”が備わっていますが、肌の水分量が減ることで紫外線から守るバリア機能が正しく機能しません。
つまり、肌の水分量が少ない40代メンズは紫外線の影響を受けやすいため、実は女性よりも紫外線対策をする必要があります。
また、肌の水分量を保つには毎日の保湿スキンケアが大切です。
正しい保湿スキンケア方法はこちらから。
日焼け止めの基礎知識
紫外線の種類と肌への影響
紫外線は波長の長さによって3種類に分けられます。
- UV-A:真皮にまで届き、主にシワ・たるみの原因になる
- UV-B:表皮で止まり、主にシミの原因になる
- UV-C:オゾン層に阻まれ地球上まで届かない(気にしなくてOK)
SPFとPAの意味
PAとはUV-Aを防ぐ指標のこと
PA+
PA++
PA+++
PA++++
と、+が多いほど高い防御力があります。
シワやたるみが気になる方は、PA値を気にして日焼け止めを選びましょう。
SPFとはUV-Bを防ぐ指標のこと
SPF20
SPF30
SPF50
SPF50+
と、数字が大きいほど、日焼けするまでの時間が長くなります。
シミが気になる方は、SPF値を気にして日焼け止めを選びましょう。
PA・SPFはどちらも効果が高いほど、肌への負担も大きい。
人によっては肌荒れの原因になってしまうことも…
以下の考え方を目安にして、目的に応じて使い分けましょう。
- SPF30、PA++:通勤や室内など
- SPF50+、PA++++:アウトドアや外仕事など
出典:紫外線環境保健マニュアル(環境省)
日焼け止めの効果はどのくらい持続する?
SPFの数値が大きいほど、日焼けを防ぐ時間は長いのですが、実は汗や皮脂などで日焼け止めは徐々に落ちてしまいます。
2時間おきに塗りなおすのが良いとされています。
SPF50+を塗っていても、汗で落ちてしまったら効果激減。
とはいえ、2時間おきに塗りなおすのは、なかなか大変です。
塗りなおしには、スティックタイプやスプレータイプが簡単で便利す。
また、屋内にいる場合は、昼休憩、帰宅前に塗りなおすなど、効果的な時間帯に塗りなおしましょう。
冬・曇り・室内でも塗るべき?
冬でも塗るべき?
気象庁のデータを見てみると、冬でも2.0前後の紫外線量が観測されています。
これは平均値のデータなので、冬の晴れた日であればもっと数値は高くなります。
3.0以上の数値で日焼け止め推奨となっているので、冬でも日焼け止めを塗ったほうが良いでしょう。
出典:気象庁| 日最大UVインデックス(解析値)の年間推移グラフ (jma.go.jp)
曇りでも塗るべき?
こちらも気象庁によると、快晴時を100%とした場合、曇りの紫外線量は60%ほどとなっています。
曇りでも、半分以上の紫外線が降り注いでいるので、曇りでも日焼け止めを塗ったほうが良いでしょう。
出典:気象庁|紫外線の性質 (jma.go.jp)
室内でも塗るべき?
シワの原因となるUV-Aは、波長が長いため窓やカーテンを通り抜けて室内にまで届きます。
窓のない部屋でない限りは、室内でも日焼け止めを塗ったほうが良いでしょう。
室内で日焼け止めは面倒という方は、遮光カーテンやUVカットカーテンで紫外線をカットすることも検討してみてください。
日焼け止めのタイプ
日焼け止めには様々なタイプがあって悩まれる方が多いと思いますので、解説していきます。
成分
紫外線をカットする成分によって大きく2つに分類することができます。
- 紫外線吸収剤:紫外線を吸収し、熱に変換して放出する
- 紫外線散乱剤:紫外線を反射し散乱させる
形状
日焼け止めの形状別に長所と短所をまとめたので参考にしてください。
(あくまで一般的な特徴であり、メーカーの努力によって、短所を克服した商品も複数あります。)
テカりやすい40代メンズは、比較的テカりにくいジェルタイプから試してみるのが良いでしょう。
塗り直しにはスティックタイプがオススメです。
ジェルタイプ(オススメ)
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クリームタイプ
スティックタイプ(塗り直しにオススメ)
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スプレータイプ
パウダー
40代メンズに合う日焼け止めの選び方
テカらない日焼け止めを選ぶ
女性向けはしっとり系が多く、40代メンズが使用するとベタベタのテカテカになりがちです。
油分の少ないジェルタイプで、さらにパウダーインのものを使うと、テカリが軽減されます。
関連ページ:テカらない日焼け止め Tゾーンで徹底比較
さらさらタイプの日焼け止めを塗ると、素肌よりテカらなかったりしますよ。
白浮きしない日焼け止めを選ぶ
白浮きとは、日焼け止めに含まれている成分によって、舞妓さんのように肌が真っ白くなってしまうことです。
紫外線散乱剤である”酸化亜鉛”や”酸化チタン”が配合されたものは白くなりやすいので、注意が必要です。
厚塗りや塗りムラがなければ、そこまで白くならないので、使い方をマスターしましょう。
日焼け止めの塗り方
保湿してから塗る
まずは保湿(化粧水→美容液→乳液)をして肌を整えてから日焼け止めを塗りましょう。保湿することで皮脂の過剰分泌をおさえ、日焼け止めが流れ落ちることを防げます。
保湿のやり方はこちらのページで解説しています。
保湿スキンケアの後は、肌表面が濡れていて日焼け止めが肌に定着しにくいため、保湿後は15分ほど置いてから日焼け止めを塗りましょう。
15分経過してもべたつく場合は、ティッシュで軽く肌を押さえて、べたつきを取りましょう。
ティッシュでこするのは絶対にダメですよ。シミやシワの原因になります!
日焼け止めの容器や外箱などに書かれている使用量を手のひらに出します。
使用量が書かれてない場合は、液体状のものは500円玉程、硬めのものはパチンコ玉2個程度を手のひらに出します。
実際に出してみると「多い」と感じるかもしれませんが、薄塗りでは本来の効果を発揮できないので必ず適量を守りましょう。
手のひらの日焼け止めを指ですくい、額、鼻、右の頬、左の頬、あごの5点に置きます。
このとき、手のひらの日焼け止めは全て使わず、半分だけ使用してください。
一度に全て塗ると、塗りムラができてしまい、薄塗りの部分では日焼け止めの効果が十分に発揮されません。
中指と、薬指の腹の部分で顔の中央から外側に塗り広げます。
人差し指だと力が強く入りすぎ、摩擦によってシミやシワにつながる恐れがあります。
手のひらに残った日焼け止めを指ですくい、額、鼻、右の頬、左の頬、あごの5点に置きます。
1度目でうまく塗れなかった部分にも、日焼け止めを置きましょう。
少しずつ塗り広げていくことで、顔全体に均一に塗ることができます。
STEP3と同様に、中指と薬指の腹の部分で顔の中央から外側に塗り広げます。
強くこすらないようにしましょう。
塗り終わったら15分ほど待ち、日焼け止めを肌に定着させます。
塗った直後は日焼け止め本来の効果を発揮できないので、外出の15分前までには日焼け止めを塗っておきましょう。
15分ほど待つと、塗った直後のべたつきやテカリがおさまります。
日焼け止めはクレンジングで落とす
ウォータープルーフの日焼け止めや、毛穴に詰まりやすい成分(酸化亜鉛、酸化チタン)が入った日焼け止めは、泡洗顔だけでは落としきれないので、クレンジングオイルを使って落としましょう。
クレンジング洗顔のやり方はこちらのページで解説しています。
日焼け止めをきちんと落とさないと、肌荒れやニキビなどの原因になります。
日焼け止めで肌荒れしてしまったら本末転倒です…
日焼け止めが目にしみる原因と対策
紫外線を塗ってから時間がたつと、目にしみて困るという方が一定数います。
私も夕方になると、玉ねぎを切った時のように目が痛くなり困っていました…
目にしみる原因
午前中に塗った日焼け止めが、汗や皮脂などで流れ落ち、目に入ることがしみる原因と言われています。
紫外線吸収剤、エタノール、界面活性剤などの成分がしみると言われていますが、実はまだよくわかっていません。
目にしみないようにする対策
目の周りのUVケアは、以下の対策をしてみてください。
日焼け止め以外の紫外線対策
日焼け止め以外にも紫外線対策の方法はいくつかあります。
日焼け止めと組み合わせることで相乗効果が生まれるので、うまく活用しましょう。
日傘
持ち歩ける日陰と言われている日傘。
屋外に長時間滞在する必要がある場合には必携です。熱中症対策にも効果を発揮します。
最近では、アウトドアメーカーが男性向けの日傘を販売していたりと、カッコいい日傘が増えてきました。
子供の運動会の時には、暑さ対策にもなって本当に助かった。
年々、日傘を差すお父さんが増えてきている気がします!
価格:7920円 |
帽子
紫外線を防せぐには、つばの広い帽子がオススメです。
特に髪の短い男性は、首や耳までカバーできる、サファリハットを選びましょう。
価格:5280円 |
サングラス
実は目から入った紫外線でも日焼けをします。
サングラスなら何でもよいわけではなく、レンズにUVカット処理がされているサングラスを使いましょう。
価格:18900円 |
ウェア・マスク
最近では、UVカット処理がされたウェアやアームカバー、マスクなども増えてきています。
服やマスクを購入する際に、UV処理が施されているか気にしてみましょう。
価格:1340円~ |
飲む日焼け止め
飲む日焼け止めも話題になっています。
ただ、塗る日焼け止めほどの効果はないと言われているので、あくまでも補助的なものとして活用しましょう。
日焼けしてしまったあとのケア
保湿スキンケアをする
もし日に焼けてしまった場合には、きちんと保湿スキンケアをすることが大切です。
正しい保湿スキンケアをすることで、シミやシワを予防することができます。
正しいスキンケア方法はこちら
日焼けをしてしまったら、やりすぎないケアが大切です。
なるべくシンプルなケアを心がけて!
まとめ
シミ・シワ・たるみと言ったエイジングケアには光老化を防ぐことが最重要です。
紫外線対策と保湿スキンケアをセットで行うと、相乗効果でより若々しく健康な肌に近づけます。
正しい保湿スキンケアのやり方はこちら。